今回は、『テイラー・スウィフトの生声』についてお伝えします。テイラー・スウィフトは、先日2月7日から東京ドームにおいて4日連続の公演を行いました。世界的な歌姫の来日公演とあって、熱狂された方も多かったのではないでしょうか。
今回は、そんなテイラー・スウィフトの言葉をたよりにして、その言葉のウラ側にある「自問自考※」がどのようなものであったのかを探っていきたいと思います。
※「自問自考」とは、自分で「問い」を立て、自分で深く「考え」、自分にふさわしい「答え」を引き出そうとすること、と私は定義しています。詳しくは関連ブログ現状を変えたい中高年個人起業家は、「決断」せよ。「自問自考」せよをご参照ください。
テイラー・スウィフトはいじめられっ子だった。
テイラー・スウィフトは、いじめられっ子だった-。
テイラーは、子どもの頃、太り気味の体形や天然パーマであることをクラスメートからからかわれていて、友だちがいなかったそうです。現在の華やかな姿からはイメージしづらいですよね。
いじめを乗り越えて、今や世界の歌姫となったテイラーは、かつてのいじめっ子たちに対して次のように言っています。
「いじめられて惨めな思いをしながら学校に通っていた、あの毎日がなければ、もともと飽きっぽかった私が、ここまで作詞活動に熱心になれなかったと思う。だから私は言いたいの。私に意地悪をした人たち全員に『ありがとう!』って。」
「私に意地悪をした人たち全員に『ありがとう!』」
「私に意地悪をした人たち全員に『ありがとう!』」-。
いま、そう言えるようになったテイラーは、これまでの人生のなかで自問自考をくり返し、「自分の答え」を見い出したのでしょう。
(過去の)出来事に対して、自分はどのように解釈し、そこにどのような意味を持たせるのか。
テイラーは、「私にとってあの出来事にはいったいどんな意味があるのだろうか?」といった問いを立て、自分で深く「考え」、自分の「答え」を引き出したのです。そして、さらに、「ありがとう!」といった、望む引き寄せ起こしやすい感謝の周波数※を自ら創り出したのです。
※望む引き寄せ起こしやすい周波数については、関連ブログ<量子力学からみた「引き寄せの法則」~心地いい状態でいると望むことが現実化される~>をご参照ください。
ディール・カーネギー(アメリカの実業家)は、次のような名言を残しています。
「運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作ろうじゃないか!」
この名言は、私のお気に入り名言※のひとつなのですが、「辛いことがあってもくじけず、それをよいものに変えていこう」、「逆境をうまく利用しよう」といった意味の言葉です。素敵な言葉ですね。
※その他のお気に入り名言については、当ホームページ内のコチラをご参照ください。
テイラーもこの言葉の通り、逆境をよいものに変えようとした結果、「ありがとう!」という感謝の周波数を自分のなかに創り出し、ポップス界に革命を起こすほどになったのです。
「運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作ろうじゃないか!」
テイラーは言います。
「良きにしろ悪しきにしろ、起きたことに対して、悩んだり、文句を言っても何も始まらない。今できることだけに集中するしかないの。私は曲を作り続けること、アートを作り続けていくことしかないわ」-。
テイラーは、男性ラップ歌手との確執もあって、世間から非難を浴びるという時期もありましたが、おそらく自問自考を続けることで、再び自分のステージをつくり上げていったのでしょう。まさにレモンをレモネードに変えたのですね。
また、ていこうは次のようにも言っています。
「こうしていられることに常に感謝するよう、心に留めるようにもなったわ。以前は当たり前と思っていた些細なことも、一度奪われた経験があるからなおさらね」
アーティストの世界(個人起業家の世界もそうでしょうけど)は、結果がすべての世界といっても過言ではありません。数字を残せなければ、報酬は下げられるし、最悪、仕事を失うこともあり得ます。そのため、みな必死になって結果を追い求めます。
しかし、あまりにも結果ばかりに目を向けていると、大切なものを見失ってしまうことにもなりかねません。(かつての私がまさにそうでした)
私はいまとなって、「ビジネスは結果もさることながら、よりプロセスが重要である」と思うようになりました。
そう、テイラーのいう「常に感謝する心」を持ちながら・・・。ということです。
すべてのものはいずれ過ぎ去っていく
さらに、テイラーは次のようにも言っています。
「どんなに辛い体験もそれは自分を強くするパワーに変えることができるということ。このことにひとつの例外もないわ。もし、あなたに絶望的なことが起こったら必ずこう思うようにして。この事態は必ず好転する。私はこれを栄養にして前に進む」
「現在の出来事」は、いずれ過ぎ去っていきます。
苦難の状況にあるときも、絶好調の状況にあるときも、「いずれ過ぎ去っていく」ことになります。
すべてのものがいずれ過ぎ去っていくのであれば、「いまここ」を「自分の答え」で生きていたいものです。
「問いを立てる」ことは、自分の人生を選択することです。
本当に納得できる人生をおくるためにも、自分で問い、自分で考え、自分の答えを発見しましょう。
自分が本当の自分になっていきます。
私自身の苦悩体験については、拙書『鳴かず飛ばずの中高年サラリーマンが、アドラーの「人生の意味の心理学」を通勤電車で読んだら・・・-いまから人生を大逆転させる、“アドラー流”令和時代の生き方・働き方-』をお読みいただければと思います。
(なお、当ホームページのトップに表示されている通り、アルフレッド・アドラーの名言を質問形式に編み換えた「自問自考のススメ・しつもん20」をPDFで無料プレゼントしています。ご気軽にお申込みください。コチラからでもお申し込みができます)
華やかな世界にいる、華やかな雰囲気のテイラーからは想像できない一面を垣間見た気がします。励まされた人もたくさんいることでしょうね。
テイラーがいじめられっ子だったとははじめて知りました。逆境をバネにできる方なのですね。好感度が
上がりました。