今回のテーマは、前回のコラム<売れるパーソナリティの見つけ方~中高年個人起業家はパーソナリティ(個性・らしさ)を売る~>の続編として、その「使い方」についてお伝えしていきます。
ダイヤの原石であるパーソナリティを磨いてみる。
前回のブログ、「売れるパーソナリティの見つけ方」では、誰もが持って生まれた「資質素質」(才能)を備えている、ということをお伝えしました。
それは、言い換えれば、その「資質素質」を磨いていけば、それは光り輝くダイヤモンドになりうるということです。
そして、「売れるパーソナリティ」の使い方として大事なことは、3つあります。
さらに、その3つには、順番があるのです。
使い方の1番目。
「売れるパーソナリティ」の使い方の1番目は、まず、自分自身を成長させるため、自身の人生をよりしあわせにするために使う、ということです。
誰にでも、持って生まれた資質素質(アドラーがいうところのリソース)と、これまでの人生で身につけたいろいろなスキルがあるはずです。
誰でもそこに必ず、ダイヤの原石があります。
自分自身でなければできないことがあるのです。
これまでの人生を丁寧に棚卸しする、振り返ってみる、ということをしてみれば、そこには、必ず「売れるパーソナリティ」があります。
それを活かさないことには、「起業で成幸」することは難しいものとなります。
2番目の使い方。
そして2番目は、「周りの人をしあわせにするために使う」ということです。
起業したのであれば、個人起業家にとって必要なのは、まず「売上」です。自分のビジネスの存続のためにそれはとても重要なものです。
しかし、私たち起業家はいずれどこかのタイミングで、自分自身の売上ために働く、という視点から、周りの人をしあわせにするために働く、という視点に切り替えることが大切です。
切り替えることが大切、というより、切り替えなければ、逆に存続は難しくなります。
(※関連ブログ<中高年個人起業家の私自身が苦悩した、「資格」という名の思い込み>をご参照ください)
このことは、アルフレッド・アドラーの説く「共同体感覚」に通ずるものです。
それは、世の中は「お互いさまとお陰さま」で成り立っていて、「真のしあわせは“貢献感”」(アドラー)からくるものだからです。
3番目の使い方。
そして3番目の使い方は、「使い方を研究する」ということです。
例えば、私のメソッドである「自問自考力Ⓡ※」ついて、それはパーソナリティをビジネスに紐づけるということなのですが、それだけでなく、夫婦コミュニケーションをよくすることに使えないか、子どもたちの自立を促すことに使えないか、など、それが他に使い道はないかと考えてみることをするのです。
そのことが自分を活かし、周りの人をしあわせにすることにつながるのです。
そして、その向こうには、アドラーのいう「真にしあわせな世界」が待っているのです。
※「自問自考力Ⓡ※」の説明ついて、詳しくは<メソッド「考える×体感する×創る」「自問自考力Ⓡ」とは?>をご参照ください。
磨いたダイヤの原石を「オズボーンのしつもん」で使い方研究する
「使い方の研究」をするにあたり、マーケティングの世界でよく使われているものとして、ブレインストーミングの考案者、アレックス・オズボーンの考案した「アイデア創出のチェックリスト」というものがあります。
質問形式で「自問自考」していくことで、新しいアイデアを創出していくものです。
1.転用できないか?
2.応用できないか?
3.変更できないか?
4.拡大できないか?
5.縮小できないか?
6.代用できないか?
7.再配置できないか?
8.逆転できないか?
9.結合できないか?
まとめ
・「売れるパーソナリティの使い方」には、順番がある。
・使い方は、「オズボーンのしつもん」で研究する。
・「しつもん」は不変であるが、世の中の答えは変わっていくので、「自問自考」していくことが大切である。
(※「自問自考」について、詳しくは、当サイトのコチラのページをご参照ください)
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