問活(といかつ)・中高年個人起業家は「問い(自問自考)」を習得すれば、「望む変化」を体現できる

今回は、いきなり、しつもんします。
「リンゴジュースはおいしいですか?」
カンタンな問いですが、多くの方は「リンゴジュース」のイメージを浮かべたり、リンゴの味を思い出したりしているのではないかと思います。そして、そのイメージはおそらく「自分自身の過去の体験」を映し出しているのではないでしょうか。

さて、ここからがポイントです。私たちは、「カンタンな問い」の場合では「自分自身の過去の体験」を探しにいきますが、「すぐに答えることのできない難しい問い」の場合では、私たち(の脳)はどのように対応しているのでしょうか。
難しい問いの場合、すぐには答えが出てこないというケースも多いと思います。

脳は何かを理解するとき、自分の体験にひもづけて理解しようとする

私たちは、すぐには答えられない問いに出会ったとき、次の2通りの道を辿ろうとします。
1つ目は、過去の体験の中から、その問いに関連する体験にアプローチし、推測をはじめるというパターンです。
2つ目は、その問いがこれまでに体験したことがまったくないものという場合には、「答えが見つからない」=「空白」という状態、つまり、「問い」だけが頭の中に残っているという状態になります。

では「問い」だけが頭の中に残っていると、どうなるのでしょうか。

脳に空白を作ると、潜在意識(無意識)が空白を埋めるために動き出す

「問い」だけが頭の中に残っているという状態になるとどうなるのか。
それは、答えることのできない「問い」、つまり「空白」が頭に残った場合には、潜在意識(無意識)が空白を埋めるために活発に動き出します。
なぜなら、脳は「空白」、つまり「わからない状態」をとても嫌がるからですね。

そして、潜在意識(無意識)が動き出すと、その「問い」を私たちの顕在意識(意識)が忘れてしまったとしても、潜在意識は「答え」を探し続けます。
つまり、潜在意識は私たちが寝ている間も、答え探しをやめないのです。
例えば、発見・発明の権威である、エジソンやアインシュタインが、夜寝る前に、まだ発見できていない法則や、まだ完成していない発明について「問い」を立てながら眠りにつき、朝起きると答えやアイデアが浮かんでいた、というのは有名な話です。

脳にどんな空白を作るかで人生の質が変わる

自己啓発家のアンソニー・ロビンスは、次のように言っています。
「質問の質が人生の質を決める。質問は、私たちの無限の潜在能力を開放するカギとなる」
「私たちの人生は、私たち一人ひとりがした質問の結果である」

私たちは、何かを意識化しているとき、脳に「問い=空白」が出きていて、顕在意識のみならず潜在意識までがその空白を埋めるために協力してくれているといえます。そして、私たちがどんな「問題意識=問い=空白」を持つかによって、私たちが収集したり体験したりすることが決まってくる、ともいえそうです。であるならば、どんなことに問題意識を持って生活するかによって人生で得るものが決まってくることになります。

「どうなったら最高だろうか?」という問いのススメ

私たちは1日に、何千回と自分自身に無意識のうちに質問をしている(問いを立てている)といわれています。私たちは、朝になると目を覚まします。
「あなたは、朝起きてから一番初めにする質問(問い)はどんなことですか?」

サラリーマン時代の私は、毎朝次のようなを問いを立てていました。
「今日は上(上司)から無理難題を押し付けられるかな?」
「今日は下(部下、後輩)が何か問題を起こすのではないかな?」
結果、毎日のように、その通りのことが起こりました。

いまの私は、毎朝「今日1日が終わった時にどうなっていたら最高だろうか?」と自問自考しています。また、年末年始には「今年1年が終わった時にどうなっていたら最高だろうか?」と、月末月初には「今月1カ月が終わった時にどうなっていたら最高だろうか?」と、自問自考しています。
その結果、納得度の高い、人生を送れるようになりました。
※関連ブログ<2024年の自問自考(しつもん)のトップテーマは「どうなったら最高だろうか?」にしました>をご参照ください。

「問い(自問自考)」を習得したら、誰でも「望む変化」を体験できる

では、私が何のために「問い」を学んだのかというと、それは自分が望む人生を手にいれるために自分は変化できるということを体現したかったためです。
そして、それを私が体現した上で、本当に「問い(自問自考)」を習得したら、誰でも「望む変化」を体験できるということを伝え、そして、実際に受講者の方がそれを体験するまで関わりたかったからです。

私は、「問いは、無意識にいつも行っているパターン(思考クセ・思い込み)に氣づき、日常に応用するためのもの」、であると思っています。
また、「答え」を探し求めるよりも、「問い」を持ち続けることで、自分が理想の姿になっていくことを実感しています。

売れる個性の専門家/幸せな個人起業家コンサルタント 松﨑豊

売れる個性の専門家/幸せな個人起業家コンサルタント 松﨑豊

「自分らしさ」を求めて50代半ばで脱サラして起業も、「こんなはずじゃなかったのに…」となる。そのときに、そのときから、「本当はどうしたいのだろう?」「何のため、誰のためなのだろう?」と、自分で出した問いに自分で考えて答えるということを何度も繰り返す。そして、ビジネスは自分のパーソナリティ(個性・経験)に結びつていないと続けられないものなのだと氣づく。そのようにして、自分に問いを立て自分で深く考えること(自問自考)で引き出した、自分の「個性と経験」を活かしていったところビジネスが回りだす。現在は、その経験を「個人講座」として体系化し、中高年個人起業家の「幸せな成功」に伴走している
パーソナリティビジネス成幸研究所 代表  松﨑行政書士事務所 代表

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    • ぴーちゃん
    • 2024.04.21 10:01am

    これからの時代は特に自分なりの問いを持ち合わせておき、いつでも引き出せることが人生を心豊かにしていくものと思ってます。

    • やっとこ
    • 2024.03.02 9:41pm

    「答え」を求めるより、「問い」を求めていくという考え方にはとても共感します。
    誰かの「答え」は、参考にはなっても、自分の「答え」にはならないのですから。

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