3回目の登場になります田坂広志氏ですが、今回は『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』についてお伝えします。
1回目は関連ブログ<すべては導かれているー逆境を越え、人生を拓く五つの覚悟ー(田坂広志)~いま、逆境にある中高年個人起業家へ>を、
2回目は関連ブログ<人生で起こることすべて良きことー逆境を越える「こころの技法」ー(田坂広志)~いま、カベに突きあたっている中高年個人起業家へ>をご参照ください。
言葉の浄化力を活かすことで、無意識の世界を浄化することができる
田坂氏によれば、良い運気を引き寄せるために、まず、初めにやるべきこととしては、次のようなことであると言っています。
「無意識を浄化することで世界を浄化し、ポジティブな想念で満たすことが出来れば、ポジティブな出来事や出会いを引き寄せ、それが良い運気を引き寄せる」
うーん。ちょっと、むずかしい・・・ですね。では、まず、「無意識を浄化する」ためには何をしたらいいのでしょうか?田坂氏は言います。
「言葉の密かな浄化力を活かすことで、無意識の世界を浄化することができる」
うーん。ますます、むずかしい・・・ですね?
とりあえず、このまま先に進みます。
心の中のネガティブな想念に対処するには、『すべての人と和解する』こと
田坂氏は言います。
「様々な人間関係から生まれるネガティブな想念が、無意識の世界において、ネガティブなものを引き寄せ、『悪い運気』を引き寄せてしまう。そうした心の中のネガティブな想念に対処するには、一つの明確な方法がある。それは『すべての人と和解する』ことである」
「すべての人と和解する」ー。
田坂氏の言う、「浄化する」とは「和解する」ことだったのですね。そうですね。その通りだと思います。特にイヤだなと思っている人との「和解」は、意識して和解したほうがいいと私も思います。
なぜなら、人間関係の苦しみは、その多くが実際に起こった出来事に対するものではなく、相手が自分を非難したり、責めたりしてくることへの「不安感や恐怖心」から起こる苦しみであるからです。
田坂氏は続けて言います。
「人間関係の苦しみの多くは、実は、こちらの心の中にある、相手への非難の思いや、攻撃的な気持ちが『鏡』のように映し出されたものに他ならない。すなわち、自分の中の相手を責める気持ちが、自分の心を苦しめているのである」
そうですね。自分の周りの環境には、「鏡の法則」※というものが働いているのですね。
※鏡の法則とは、私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡であるという法則です。
心の中で『感謝』の言葉を述べ、一人ひとりと『和解』していく
私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出しているのですね。なので、心の中がピュアな状態であれば、それだけで「良い運気」を引き寄せられる状態にあると言えます。私自身もかつて、サラリーマン時代には、「自分の中の相手を責める気持ちが、自らの心を苦しめている」といった状態であったと、後になってわかりました。
田坂氏は言います。
「『すべての人と和解する』には、心の中で『感謝』の言葉を述べ、一人ひとりと『和解』していくのである。われわれは、『感情を変える』ことは容易にできないが、『言葉を述べる』ことはできる。たとえ、心から『感謝する』ことはできなくとも、『感謝の言葉を述べる』ことはできる」
そうですね。「感謝の言葉」=「ありがとうの言葉」は、本当に魔法の言葉であると思います。
なぜかというと、量子力学からすれば、自分がどう観測(=観察=意識を介在)したかによって、その通りの現実を創り出すことになるのですから。
なので、「感謝する」なら、「感謝する」ような(ありがたい)現象が現れるということです。※
※関連ブログ<量子力学からみた「引き寄せマインド」~人生は自分が観測した通りに現実化される~>をご参照ください。
そもそも、いまこうして『生きている』ことが、有り難いこと
では、その「ありがとう(有り難う)」という気持ちは、どこから生まれてくるものなのか。
田坂氏は言います。
「そもそも、こうして『生きている』ことが、有り難いこと。まず、そのことに気づくことである。人は必ず死ぬ。人生は一度しかない。人はいつ死ぬかわからない。そうであるならば、われわれの人生、たとえ何があろうとも、『生きている』だけで、有り難い」
中高年ともなれば、これまでの人生において、同世代の友人や知人で、すでに他界された方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした方がいらっしゃるのであれば、なおさら、いまこうして「生きている」ことが、有り難いことなのだと感じられますね。
運気を引き寄せるのも心のワダカマリをときほどいてから…、ということですね!自分の心うちをしっかり見つめていきたいです。