起業塾や経営塾、またはビジネス講座やセミナーなどに参加したことのある方は、次のように言われたことがありませんか?
「自分らしさにこだわらず、売れるビジネスを構築することが大事」
「あなたのやりたいことよりも、お客さまの知りたいことがあるだけ」
この言葉もある意味で正論だと思います。なぜなら、ビジネスは趣味やボランティアではなく、「お客さまありき」だからです。
つまり、ビジネスは「お客さまとの関係」のうえに成り立っているのですね。
今回は、この「お客さまとの関係」と、「パーソナリティ(自分らしさ)」についてお伝えしていきます。
※基礎知識として、関連ブログ<売れるパーソナリティの使い方~中高年個人起業家はダイヤの原石を磨く~>をご参照ください。
ビジネスはお客さまに購入していただくことではじめて成り立つ
まずは何と言っても、ビジネスは「お客さまに買っていただいてはじめて成り立つもの」ということです。このスタートを踏み間違えてはいけません。
起業塾や経営塾に参加すると、次のように声高くおっしゃる参加者の方に出会うことが少なくありません。
「私がやりたいのはコレなんだ!」「私はこの資格を持ってます!」「私の商品サービスはこんなにすごいんですよ!」
しかし、このようにいくら叫んでみたところで、それをほしいと言うお客さまがいなければ、しょせん「自己満足の世界」にすぎません。
ちなみに、起業初期の私もこのように叫んでいました。(汗
「パーソナリティ(自分らしさ)がないと売れない」ということもまた本質である
しかしながら、その一方で 、「パーソナリティ(自分らしさ)がないと売れない」ということもまた本質なのです。
なぜなら、「パーソナリティ(個性・らしさ)」は、マーケティングでいうところの「選ばれる理由」になるからです。
例えば、お客さまが他の誰かではなく「自分から購入した」のには必ず理由があります。その理由のひとつに「共感」があります。この「共感」とは、自分自身の資質が反映されている「何か※」によってもたらされるます。まあ、お客さまに対する姿勢には、本人の意識とは関係なく、必ず自分ならではの志向や思考のクセが反映してしまっているのですから。これこそ「パーソナリティ(個性・らしさ)」の一部なのです。
※「何か」とは、商品であったり、言葉だったり、プロフィールだったり、写真だったりします。
「パーソナリティ(個性・らしさ)」は中高年個人起業家にとって「経営資源」
「パーソナリティ(個性・らしさ)」って、ふわっとしたものに聞こえるかもしれませんが、これは中高年個人起業家にとって「経営資源」です!
なので、「経営資源」である「パーソナリティ(個性・らしさ)」をビジネスと切り離すことはできないのです。もし切り離したらそもそも楽しくないですし、成果も出にくいことになります。私が講座プログラムの名称を「パーソナリティビジネス」としているのは、こうした理由からです。
しかし、その「経営資源」を自分自身で認識してないと、ビジネスはうまく回りません。中高年個人起業家は、パーソナリティを認識(自己認識)していないと、自分にないものを追い求めたり、自分の不得手なフィールドに進出したりして、迷走を始めてしまうわけです。※
ちなみに、起業初期の私もこのように迷走していました。(笑
※このお話については、体験プレセミナーで詳しくお伝えしている「多くの人は自分でない他の何者かになろうとする」というものです。関連ブログ<~自問自考式体験プレセミナー・スライド紹介①~中高年起業家に必要なパーソナリティに紐づいた「引き寄せマインド」>をご参照ください。
「自分発信(発振)」していけば、お客さまに購入してもらえる
中高年個人起業家は、パーソナリティをしっかり認識(自己認識)して受け入れることで 「集客」や「セールス」はすごく楽になります。自分のパーソナリティを「いいね!」 してくれる人に向けて、「発信(発振)していけば購入してもらえるのだ」って腹落ちするようになるからです。
自分が「発信(発振)した」ことで、「共鳴した」お客さまが集まってくるようになるので、成果も出やすくなるし、なんといってもビジネスが楽しくなります。これが「売らずに売れるパーソナリティ」で「自分らしくなるほど売れる」状態です。
このように、自分の思う自分(思い込み・思考クセ) を払しょくして 本当の自分らしさに氣づいて、そういう自分であり続けましょう。
私は「本当の自分らしさと結びついている」意識状態のことを、「引き寄せマインド」と私は呼んでいます。
※この「引き寄せマインド」については、関連ブログ<起業の「カベ」に突き当たったら、「引き寄せマインド」が必要というサイン>をご参照ください。
自分らしさは経営資源!その通りです!自分らしさを発揮することはすごく大事ですね!