中高年個人起業家が目の前の現実を変化させるには、そのままの自分をただただ信じてあげること~自信不要~

今回は、アドラー心理学を用いながら、お伝えしていきます。
アドラー心理学では、「自分らしさ」(それは言い換えると「一人ひとりが持つ固有の能力・リソース」ということ)をとても重視しています。
そして、それは何も、特別な人が持つ、特別な才能や資質といったものではありません。その人固有の能力であるものは、すべて魅力となり得るものという考え方です。(アドラー心理学について、詳しくは、拙書『鳴かず飛ばずの中高年サラリーマンが、アドラーの「人生の意味の心理学」を通勤電車で読んだら・・・-いまから人生を大逆転させる、“アドラー流”令和時代の生き方・働き方-』をお読みいただければと思います)

私自身、ご縁をいただいて出会う人の中には、「自分にはこれといった個性がない」「どうしても自分に自信が持てない」などといったお話をされる方が少なからずにおられます。でも、実際に話をしてみると、リソース(らしさ・個性)と思われる部分をたくさんお持ちであるのに、そのほとんどの方が自分のどこに光を当てたらいいのかがわからないでいるのですね。

今回のコラムでは、そんな方に向けて、目の前の現実を変化させるには、そのままの自分をただただ信じてあげる、ということについてお伝えします。

常に「同じ意識→同じ行動→同じ結果」である

まず、現実という結果を変えるためには、意識を変え、行動を変える必要があります。なぜなら、この世界は物理法則が働いているので、常に「同じ意識→同じ行動→同じ結果」であるわけですから。

この意識を変えるには、「思考パターン(思考クセ)を変える」ことが重要になります。この思考のクセが「思い込み」と言われるものです。行動は思考をもとにして行われるものなので、そもそも自分の思考クセに氣づくことが大事です。
※以前お伝えしたブログ<中高年個人起業家がパーソナリティを活かして「自分を変える」とは、「思考パターン(思考クセ)を変える」こと>をご参照ください。

現実を創り出していることに深くかかわっている、いわゆる「引き寄せ」とは、「自分で観測(=観察=意識を介在)していた通りの現実を創り出すこと」なのでしたね。
※以前お伝えしたブログ<量子力学からみた「引き寄せマインド」~人生は自分が観測した通りに現実化される~>をご参照ください。

「そもそも、自信って必要だろうか?」

「じゃあ、現実を変えるために、意識を変えればいいんでしょ?思考を変えればいいんでしょ?」と言うのは簡単なのですが、実際に変えるとなるとそう簡単にはいきません。なぜなら、人には「ホメオスタシス」という、現状を維持しようとする機能が備わっているからです。そして、さらに、やっかいなことに、その機能は「現状は自分の望んでいる状態ではない」、という場合にも働くのです。
人が何か新しいことを始めようと思ったときに、「臆病」の氣持ちが湧いてくるのは、このホメオスタシスの強力な作用によるものですね。

なので、ホメオスタシスの強力な作用によって、どうしても変化を起こす自信が持てない、ということになってしまいがちです。そうすると、「どうすれば自信が持てるんだろう?」という思考を巡らせるようになるわけです。しかし、ここでひとつの問いを立ててほしいのです。それは次のような問いです。
「そもそも、自信って何だろうか?」

個人起業家は毎日がチャレンジの連続

個人起業家は毎日がチャレンジの連続です。でも、新しいことにチャレンジするのは怖いですよね?
だけど・・・。今の現実を変えたいなら、新しい行動にチャレンジする必要があります。私自身も人生で初めて公開セミナーをしたときは、本当に怖かったです。
他にも
・初めてブログを出す直前
・初めて商品を告知した時
・初めて有料のセッションを提案した時
・高額講座をリリースした時
どれもすごく怖いことでした。しかし、怖いことをした後には、必ず新しい景色がそこには見えていたのです。

ただ、無条件で自分を信じてあげる

冒頭でも紹介したように、「自分にはこれといった個性がない」「どうしても自分に自信が持てない」などという方がおりますが、そもそも、行動しないことには何も得られないのです。つまり、変化を起こすための行動をした結果、はじめて何かが得られるのです。何もしないで成幸している人はおりません。

なので、大事なことは、「自分を信じる→行動する→変化が起きる→成幸する」という順番であることを知ることです。自信とは、そもそも何かをすることで得られるものではないのです。
自信という言葉は「自らを信じる」と書きます。自らを信じるのに根拠はいりません。なぜなら、根拠があるのであればそれは「信じている」のではなくて、「知っている」ということになるからです。(「好きになる」のに根拠があるわけではありませんよね。それと同じです)

ただただ、無条件で自分を信じてあげることからスタートしましょう。

目標を「しあわせであること」にすれば、しあわせになれる

アルフレッド・アドラーは次のように言っています。
「ひとりの力は意外に大きいものであるから、自分ができることから何か始めてみることだ」

ありのままの自分を受け止めて、自分ができることから何か始めてみる、ただただそれでいいのですね。
そこに自信のあるなしは関係ありません。

私のお氣に入りのアドラーの言葉のひとつに、次のようなものがあります。
「人の行動はすべて目標によって決まる」
そうなのです。人は、目標を決めれば歩み出すのです。アドラーは、人のすべての行動には必ず目標(目的)があると考えていました。
であるならば、その目標(目的)を「しあわせであること」にすれば、しあわせになれるのですね。

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売れる個性の専門家/幸せな個人起業家コンサルタント 松﨑豊

売れる個性の専門家/幸せな個人起業家コンサルタント 松﨑豊

「自分らしさ」を求めて50代半ばで脱サラして起業も、「こんなはずじゃなかったのに…」となる。そのときに、そのときから、「本当はどうしたいのだろう?」「何のため、誰のためなのだろう?」と、自分で出した問いに自分で考えて答えるということを何度も繰り返す。そして、ビジネスは自分のパーソナリティ(個性・経験)に結びつていないと続けられないものなのだと氣づく。そのようにして、自分に問いを立て自分で深く考えること(自問自考)で引き出した、自分の「個性と経験」を活かしていったところビジネスが回りだす。現在は、その経験を「個人講座」として体系化し、中高年個人起業家の「幸せな成功」に伴走している
パーソナリティビジネス成幸研究所 代表  松﨑行政書士事務所 代表

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