売れるパーソナリティに欠かせない要素~中高年個人起業家は選ばれる「理由」をつくる!~

前回の「パーソナリティを活かす」ブログ(「自分のできること」を考えよう!)では、「あなたは何を売っているのですか?」、「あなたにできることは何ですか?」という問いを使って、「独自のサービスが提供できるものを考えましょう」ということをお伝えしました。たくさん見つかりましたでしょうか。
このことは、一度見つけたら終わりという話ではなく、常に探し続けてほしいのです。なぜなら、そうすることで、いつまでも飽きられることなく価値を提供し続けることができるようになるからですね。

さて、今回のテーマは、「売れるパーソナリティに欠かせない要素」についてお話していきます。
前回のテーマの「あなたが提供できるもの」について、いくつか見つかったと思いますが、その中で、どれを選び、育てていくのか?というお話です。
どれも「個性・らしさ」のあるものだと思いますが、「個性・らしさ」のあるものだからといって、売れるとは限りません。
「売りたいもの」と「売れるもの」は違うのです。売れるためのポイントを考えていきましょう。

選ばれる「理由」がありますか?

売れるためのポイント、ひとつ目は「違い」です。
例えば、私が住んでいる町に新しいラーメン屋さんを開店するとしましょう。私が住んでいる町にはたくさんのラーメン屋さんがあるので、新しいラーメン屋さんができたとしても、それだけではお客さまは来ないですよね。なぜなら、「行く理由」がないからです。
そもそも人は変化を嫌います。おいしいかどうかわからない。なぜこの場所に開店したのかわからない。いろんな「わからない」がある新しいお店よりも、既に行ったことがあるお店の方が安心できます。
しかし、その不安を超えるだけの「違い」があれば、「行ってみよう!」となります。それは、既存のラーメン屋さんにないものです。

私たち中高年個人起業家のビジネスの中にも、周りの競合にはない「違い」を生み出していくことが求められます。
その「違い」とは、前回のテーマからいうと「できること×経験×関わり方」です。他社との「違い」を生み出していきましょう。

「納得感」はありますか?

売れるためのポイント、ふたつ目は「納得感」です。
例えば、ラーメン屋さんで「違い」を出すために、他のお店は箸を使っているから、違いを出すためにこちらはフォークで食べてもらおう!と箸でなくフォークを提供したとします。たしかに、大きな違いはあります。しかし、行きたいと思えるでしょうか?

どんなに、大きな違いがあってもその違いが、お客様にとって「いいこと」でないと選ばれないですよね。
つまり、私たち中高年個人起業家がやりたいかどうかではなく、お客さまが「たしかにいいね!」と思えるような「納得感」をつくりましょう。

「お客様が大切にしていることは何ですか?」

売れるためのポイント、みっつ目は「価値観」です。
「価値観」といっても、ビジネスするうえで大切にしたいのは、「お客さまの価値観」です。つまり、「お客様が大切にしていること」ですね。
例えば、お客さまがラーメン屋さんに求めているものと、あなたが求めているものは違うと思います。人が大切にしている要素として、「価格」「早さ」「味」「新奇性」「量」などあると思いますが、どれが優先度の上位になるのかは人それぞれです。
なので、私たちが大切にしているものと、お客さまが大切にしているものは、同じになるとは限らないという意識を持つことが大切です。

ポイントはこれまでお伝えした3つです。「違い」をつくる。「納得感」をつくる。「価値観」に氣付く。
この3つを意識することで、売れるものになっていきます。
今回の問いは、次のようなものです。じっくり考えてみてください。
「お客様が喜んでくれる“違い”は何ですか?」

中高年お役立ち地位づくりの専門家 松﨑豊

中高年お役立ち地位づくりの専門家 松﨑豊

内向型の中高年起業家専門コンサルタント/しつもんファシリテーター。
「こんなはずじゃなかったのに…」と起業苦戦中の内向型の中高年個人起業家に向けた、ビジネスコンサルティングを提供。
大学卒業後、大手機械メーカーで販売戦略や品質管理に従事。40代でキャリアに挫折し、「人生の目的」を探す中で、自己啓発・心理学・脳科学の世界に傾倒。その後50代で独立するも、「成功法則」を真似ても成果は出ず、「自分らしくない努力」に疲弊。いくつものビジネス講座を受講するもピンとこず、「もう、どうすりゃいいのよ…」といった状態になる。
会社員としても、起業しても、内向型の特徴をうまく活かせず、挫折を繰り返す人生に。
しかし、やがて、「うまくいってる人は、成功法則をパーソナライズして行動をしている」ことに氣づく。そこから、これまでの学びと体験をすべて体系化し、 “自問自考”を軸とした、内向型の特徴を「強み」に転換する「パーソナライズ・メソッド」を構築。現在は、ひとりでも多くの内向型の中高年個人起業家に活躍してほしいという想いを胸に、お役立ちの地位づくり、「オンリーコンサルタント」のポジションづくりに、「1,000日伴走」する『中高年版ヒーローズ・ジャーニー』と銘打ったコンサルティングを展開中。

関連記事

RELATED POST

PAGE TOP
MENU
お問合せ