前回の記事(シリーズ#02)では、同じ「問い」でも、「自問自考の深まる人」と「止まる人」になる決定的な違いについてお話ししました。
今回は、シリーズ#03として、自問自考が「自然に深まる人」は何を習慣にしているのか?について、お伝えします。
はじめに.自問自考が「自然に深まる人」は何をしているのか?
~答えを出さなくても進める「習慣」のつくり方~
「問いが大事なのは分かった。でも、続かない…」
前回の記事を読んで、そう感じた方もいるかもしれません。
実はここ、多くの人がつまずくポイントなのです。
・問いを立てても、すぐに忘れてしまう
・考えようとしても、日常に流される
・氣付けば、また“正解探し”に戻っている
ではなぜ、自問自考は続かないのでしょうか。
答えはシンプルです。
「習慣になっていないから」です。

習慣は小さく積み重ねて「習慣化」される
0.目次
はじめに.自問自考が「自然に深まる人」は何をしているのか?
1.自問自考は“意識”では続かない
2.深まる人は「仕組み」にしている
3.自問自考が自然に深まる3つの習慣
① 「1日1問い」を持つ
② 書き出す(頭の外に出す)
③ 「余白の時間」をつくる
4.続けるコツは「頑張らないこと」
5.氣付きは「ふとした瞬間」にやってくる
6.自問自考は「特別な時間」ではない
まとめ.
1.自問自考は“意識”では続かない
多くの人が、「ちゃんと考えよう」「もっと自分と向き合おう」と、“意識”で何とかしようとします。
ですが、これは長く続きません。
なぜなら、意識はすぐに途切れるからです。
なぜ、意識だけでは、すぐに途切れてしまうのかというと、人にはホメオスタシス(恒常性維持機能)があるからです。
なので、忙しい日常の中で、その意識の優先順位はどんどん下がっていきます。
結果として、「大事だと思っているのに、やらない」状態になってしまうのです。

人には現状維持機能が備わっている
2.深まる人は「仕組み」にしている
一方で、自問自考が深まる人はどうしているのか。
答えはとてもシンプルで、「習慣(仕組み)にしている」のです。
つまり、
・考えるタイミングを決めている
・問いを忘れない工夫をしている
・日常の中に組み込んでいる
特別な時間をつくるというより、“日常に溶け込ませている”のが特徴です。
3.自問自考が自然に深まる3つの習慣
ここでは、誰でもすぐに始められるシンプルな習慣を3つご紹介します。
① 「1日1問い」を持つ
たくさん考えようとすると、続きません。
おすすめは、その日1つだけ問いを持つことです。
たとえば、「私はなぜこれをやっているのか?」「本当はどうしたいのか?」
この問いを、1日中うっすら持ち続ける。
答えを出そうとしなくて大丈夫です。
なぜなら、大切なのは、「問いを“持っている状態”」だからです。
② 書き出す(頭の外に出す)
頭の中だけで考えていると、同じところをぐるぐる回ります。
そこでおすすめなのが、「書くこと」です。
・ノート ・スマホのメモ ・パソコン どれでも構いません。
ポイントは、まとまっていなくていいということ。
むしろ、・言葉にならない違和感、・断片的な気づき、
これらをそのまま出すことに意味があります。
③ 「余白の時間」をつくる
意外と見落とされがちですが、とても大切なのがこれです。
現代は、情報で埋め尽くされています。
・スマホ ・SNS ・動画 ・ニュース
常に何かが入ってくる状態では、問いは深まりません。
だからこそ必要なのが、「何もしない時間」です。
・ぼーっとする
・散歩する
・静かにお茶を飲む
この余白の中で、思考は自然と深まっていきます。
実は、意外と、この③がとても大事だったりします。
なぜなら、内向型の中高年起業家の特性のひとつに、「一人静かな時間を求める」という、
“起業家として非常に高度な資質”が備わっているからです。
詳しくは下記のnote記事をご参照ください。

4.続けるコツは「頑張らないこと」
ここまで読むと、「ちゃんとやらなきゃ」と思うかもしれません。
ですが、それが落とし穴です。
自問自考は、頑張るほど続かなくなります。
なぜなら、“義務”になるからです。
そうではなく、既に習慣化されていることと“セットにする”のです。
例)
・トイレに問いのメモを貼っておいて読む
・パソコンに問いの付箋を貼っておいて黙読する
・枕元に問いのメモを置いて目視してから寝る
そして、私自身がやったこととしては、朝、歯みがきして鏡に向かっているときに、問いを立てる・・・
「今日これからやろうとしていることは、本当にやりたい事か…」
(スティーブ・ジョブズかっ!!💦💦)
このくらいの“ゆるさ”が、いいかもしれませんね。
(スティーブ・ジョブズの言葉については、問活ホームページの記事でも紹介しています)

5.氣付きは「ふとした瞬間」にやってくる
~問いを持ち、書き出し、余白をつくる~
これを続けていると、ある日突然、氣付きが訪れます。
それは、机に向かっているときではなく、
・お風呂に入っているとき
・歩いているとき
・ぼーっとしているとき
そんな何氣ない瞬間です。
「あ、そういうことか」
この小さな気づきの積み重ねが、やがて大きな変化になります。
脳波がアルファ波のときに、ふっと、アイデアが浮かんだりしますよね。
この場合、右脳が大きく働いています。
そして、浮かんだアイデアを記憶しようと、左脳へ働きを変えた、そのとたんにアイデアを忘れてしまった…、
そんなことよくやってしまいます。💦💦
「脳の働きあるある」です。

6.自問自考は「特別な時間」ではない
ここまで読んでいただいて分かる通り、自問自考は、特別なスキルでも、特別な時間でもありません。
日常の中で、・問いを持つ、・少し書く、・少し余白をつくる、これだけです。
しかし、このシンプルな積み重ねが、あなたの軸をつくっていきます。
まとめ.「やる氣」よりも「習慣」が大事
自問自考が深まるかどうかは、「やる氣」ではなく、「習慣」で決まります。
だからこそ、無理に変わろうとしなくて大丈夫です。
まずは、「1日1問い」から始めてみてください。
それだけで、少しずつ変わり始めます。
では、自問自考を続けていく中で、多くの人がぶつかる「壁」とは何か?
そして、その壁を越えるために必要なものは何か?
次回は、「あなたの中にある“ズレ”を見抜く方法」についてお話しします。

