中高年起業家の「生き残り」戦略を考えよう!②/「飽和市場」における対応策「ニーズのリ・キャッチ」とは?

【飽和期に入った個人起業家の市場への対応策】
先日、『売れる「個性と経験」で幸せ起業プログラム』における、個人フォローセッションを行いました。
そこでは、前回のテーマ『飽和期における中高年起業家の「生き残り」戦略を考えよう!』の第2弾として、「ニーズのリ・キャッチ」というサブテーマについて、受講者さんと一緒に考える時間としました。
今年、2025年に入ってから、「個人起業家」の市場は、非常に「飽和(成熟)市場」になりました。それは、コロナ禍になったときに、オンライン化、動画化、自動化が一気に進み、誰もが手軽にビジネス系の講座を受講できるようになりました。
そして、そのとき受講していた人たちが、今度は皆が教える側にまわり、コーチ、コンサル、カウンセラー、セラピストなどを名乗る人が激増したのです。
そんな状況下、前回の同タイトルのブログ(第1弾)では、【飽和市場における生き残り戦略とは?その①】として、その対応策を3つあげました。
1.差別化をリメイクする
2.ポジショニングをリメイクする
3.ニーズのリキャッチ
前回のブログ記事では、1.と2.を解説しましたので、今回は、3.の「ニーズのリ・キャッチ」について、フォローセッションの内容をもとに、解説しています。

【ビジネス(起業)の成幸の要素とは?】

まず、そもそもの話ですが、ビジネス(起業)の成幸の要素について、あらためて考えたいと思います。
個人起業家の市場が「成長期」であったとき、ビジネス系のスクール、講座やセミナーでは、次の3つの要素について大事であるとよく言われていました。
①商品のチカラ
②伝え方の質量
③仕組みの完成度

確かに、市場が「成長期」であれば、この3つでも十分に成果を上げることができました。しかし、市場が「飽和期」になったのであれば、さらに、もう一つの要素が重要になります。
そのもう一つの要素とは・・・そう、もう一つの重要な要素とは、画像にある通り、④「市場の選択」です。つまり、市場をあらためて考察して、選択を見直すことです。

「市場の選択」とは、言い換えれば、「ニーズのある場所を選ぶ」ことです。
なので、対応策の3つ目を「ニーズのリ・キャッチ」という言い方をしています。
でも、いくらニーズのある場所が見つかったからといっても、自分の専門性の外の市場を選んでは意味がありません。
まずは、軸足を定めましょう。次のしつもんに対して、答えを書き出してみてください。
「○○(あなた)さんって、何の専門家ですか?」
このしつもんに対する答えは、2つを書き出してください。
1つは、あなた自身の答え、そして、もう1つはAIからの答えです。

いくら自分が、「私は○○の専門家です」「私は○○について専門性があります」と言ったところで、周りやお客さまからそのように見えていなければ、おかしなことになります。
なので、実際に、AIに「○○(あなたの名前)さんって、何の専門家ですか?」って、訊いてみてください。AIからの回答は、あなた自身の答えと一致していますか?

【AI時代には、AIから選ばれる個人起業家になる】

さて、AIの凄まじい進化によって、誰でも、簡単に文章や画像、動画などが作れるようになってきました。
それは、また、個人起業家にとって、もはや「知識や資格、実績がある」だけでは、お客さまから選ばれにくくなったということです。
そういう時代であれば、いっそのこと、ビジネスにAIを絡めていき、時代の流れに乗っていくことも大切なことです。
つまり、先述の「何の専門家(専門性)」に「AI活用」を絡めることで、付加価値をあげていく・・・、そうしたことが、現代の個人起業家がビジネス戦略を立てるうえでとても重要なファクターになりました。

それは、お客さまに商品サービスを提供する場面において、講師(の私)が言っているだけでなく、「ほら、AIもこのように回答しています」とか、「ここで、一緒にAIにも意見を訊いてみましょう」、というプロセスを入れることの必然性が増してきたということでもあります。

【ニーズのリ・キャッチとは?】

さあ、AI時代、この誰も経験したことのない時代を、私たち中高年の個人起業家は、生き残っていかなくてはなりません。そのための対応策は「リ(再)」がキーワードであり、次の3つのものでした。(1.2.については、前回ブログで解説しています)
1.差別化をリメイクする
2.ポジショニングをリメイクする
3.ニーズのリキャッチ

では、3.について、ここからお伝えしていきます。
ニーズのリ・キャッチ(再発見)のためには、次の5つをチェックしていきます。
①自分の不満をリストアップする
②既存の顧客にヒアリングする
③業界の情報を収集する
④流行っている商品やサービスを調べる
⑤社会課題や事件からニーズを見つける

~①自分の不満をリストアップする
「自分の不満をリストアップする」とは、あなた自身が普段感じている「不満」や「不便」、「不快」など、言葉にした時に「不」から始まるものを書き出してみる、ということです。
自分自身が感じていたことが、実は、多くの人も潜在的に感じていた、というのはよくあることです。例えば、日常生活において、こんな商品があったらいいのに・・・、と思っていたら、ある日100円ショップに陳列してあった、なんてことはありませんか。実は、100円ショップの新商品が、次から次へと生まれてくるのは、誰かが感じた「不」を、いち早く具現化しているのですね。
なので、自分自身にとっての「不」は、当然、誰かにとっての「不」でもある、と考えられるのです。

~②既存の顧客にヒアリングする
次は、既存のお客さまに、ヒアリングするというものです。お客さまへ、あなたの商品サービスを提供した後に、次のように訊いてみるといいでしょう。
「当社(私)の○○(商品サービス名)で、さらにプラスαとしてあったらいいと思うことに、どんなことがありますか?」
お客さまは、あらためて“しつもん”されることで、納得感や満足感などをいったん外して、冷静によくよく考えてみる、という作業に入ります。
そうすると、「そういえば、この商品はもう少し、ここが・・・」と、何かしら浮かび上がってくることがよくあります。

~③業界の情報を収集する
これは、業界全体で生まれているトレンドや旬なニーズ、直面している課題を知る、ということです。
こちらについては、前回のnote記事でも解説していますので、詳しくはそちらをご参照ください。(下記の画像のようなことでした)

~④流行っている商品やサービスを調べる
④については、流行の裏側にある「本質的なニーズ」を特定するということです。
つまり、いま、それが「なぜ売れているのか」を深掘りするのです。「本質的なニーズ」とは、言い換えれば、「人のインサイト(本能的な欲求)」と考えていいでしょう。
例えば、昨今、「たまごっち」がまたまた流行っていますよね。
なぜ、何度もくり返し流行るのかというと、それは「人のインサイト(本能的な欲求)」を突いているからです。
「たまごっち」の場合は、インサイトに「育てる」や「懐かしい」などがあります。
「人のインサイト(本能的な欲求)」を突いている商品サービスは、やはり強いんです。

~⑤社会課題や出来事からニーズを見つける
⑤については、社会で起きる出来事の裏には、まだ解決されていない大きなニーズが隠されていることがある、という視点を持つことです。
これを考えるには、「オズボーンのチェックリスト」を基に開発された、「CAMPER法」を用いるといいでしょう。
これは、「新しいアイデアは、既存の要素の組み合わせである」、というマーケティングの考え方の一つです。(下記の画像を参照ください)
例えば、よく知られているものとして、USJには、後ろ向きで走行するジェットコースターがありますよね。
「ジェットコースターの顧客離れ」という課題に対して、走行の方向を「逆にしてはどうか」、という発想を取り入れたのです。
後ろ向きに進むことで、「予測不可能なスリル」を感じたいといった、「人のインサイト」を見事に突いたものと言えます。

【結局、人からAIから選ばれるには?】

ここまで、前回、今回のブログにわたって、「飽和市場」における中高年の個人起業家の「生き残り」戦略を考えてきました。
そして、「結局、人からAIから選ばれるには?」の結論を言います。
それは、ひとことでいうならば、次の通りです。
『Googleの「検索品質評価ガイドライン」が示してくれています』
Googleの「検索品質評価ガイドライン」には、『「経験(Experience)」、「専門性(Expertise)」、「権威性(Authoritativeness)」は、「信頼(Trustworthiness)」の評価を裏付ける重要な概念である』とあります。

これを読み解くと、これからの時代は、もっと「人間本位な人」について、人は、AIは評価するし、選ぶようになるということです。
私たちの個人起業(ビジネス)は、これまで以上に、人間性、つまり「パーソナリティ(個性・経験)」を前面に出して伝えていかないと、お客さまに、そしてAIに、分かってもらいにくくなったのです。
現代においては、次の順番でビジネスを創り上げることが大事になりました。
①どこでビジネスをやっていくか(市場・ポジション)
②その中で何を磨くのか(コンセプト)

【最後に】

では、最後にあなたにしつもんです。
「あなたは、これから、どこで(市場・ポジション)ビジネスをやっていくつもり(予定)でしょうか?」
「あなたは、そこ(その市場・そのポジション)で何を磨いていくのでしょうか?(→コンセプトになる)」

さて、私の場合はどうだろうか?と思われたら、まずは、『結局、私は何者か?がわかる~パーソナライズミーティング™』へいらしてください。
この個人ミーティングは、通常有料(3,000円)で行っていますが、現在、期間限定で無料でご参加いただけます。
(そこでは、セールスはいたしません)
この機会に、自分を知ってあげてくださいね。

中高年お役立ち地位づくりの専門家 松﨑豊

中高年お役立ち地位づくりの専門家 松﨑豊

内向型の中高年起業家専門コンサルタント/しつもんファシリテーター。
「こんなはずじゃなかったのに…」と起業苦戦中の内向型の中高年個人起業家に向けた、ビジネスコンサルティングを提供。
大学卒業後、大手機械メーカーで販売戦略や品質管理に従事。40代でキャリアに挫折し、「人生の目的」を探す中で、自己啓発・心理学・脳科学の世界に傾倒。その後50代で独立するも、「成功法則」を真似ても成果は出ず、「自分らしくない努力」に疲弊。いくつものビジネス講座を受講するもピンとこず、「もう、どうすりゃいいのよ…」といった状態になる。
会社員としても、起業しても、内向型の特徴をうまく活かせず、挫折を繰り返す人生に。
しかし、やがて、「うまくいってる人は、成功法則をパーソナライズして行動をしている」ことに氣づく。そこから、これまでの学びと体験をすべて体系化し、 “自問自考”を軸とした、内向型の特徴を「強み」に転換する「パーソナライズ・メソッド」を構築。現在は、ひとりでも多くの内向型の中高年個人起業家に活躍してほしいという想いを胸に、お役立ちの地位づくり、「オンリーコンサルタント」のポジションづくりに、「1,000日伴走」する『中高年版ヒーローズ・ジャーニー』と銘打ったコンサルティングを展開中。

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