5年未満中高年個人起業家向け自問自考。「思い込み」によらず「自分の内側」を見つめ直す「本当に?」という問い。

当ブログ記事のテーマのひとつである「誰もが思い込みで生きている」において、前回ブログ<「自分にとって、本当に大切なことは何だろう?」と自問自考しましょう!>では、今の自分が望んでいると思っていることは「本当の望み」なのか、それとも単なる「思い込み」なのか、それを確かめるためには次の問いを使って「自問自考」してみることが大事、ということをお伝えしました。その問いとは・・・。
「自分にとって、本当に大切なことは何だろう?」

そして、そこでは、一般的に起業家がやってしまいがちなこととして、自分の顕在意識(意識)でたまたま思い付いた、本当の自分が望んでいない望み、いわゆる「思い込み」の望みを引き寄せようと頑張ってしまうものである、ということをお話しました。

今回のコラムでは、そんな「思い込み」によらずに、「自分の内側」を見つめ直すための「問い」についてお伝えしていきます。

人は「思い込み」を作るようにできている。

実は、「思い込み」というものは、人の脳の領域にある「脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」という、脳の機能が深く関わっているといわれています。
脳幹網様体賦活系は、自分にとって重要な情報を無意識的にキャッチするフィルターのような役割を果たしていて、私たちの五感から入ってくる情報を選別し、必要の無い情報を意識から遮断しています。簡単に言うと、私たちが意識したものだけをピックアップして脳に送り、認識させているのですね。
逆に、私たちが意識していないものや興味を持っていないものについては、「これは不要なものだ」ってフィルタリングされてしまい、認識されることはありません。意識していないものに関しては、目や耳から入った情報であっても、脳幹網様体賦活系のフィルタリングによって弾かれるので、見てない、聞いてないということになります。

以前コラムでお伝えした、『人は「意識」でモノゴトを認識している』とは、こうした脳の機能によるものだったのです。

なぜ、人は「思い込み」を作るのか

では、なぜ、人は脳の入り口付近にこのようなフィルタリングの機能を作ったのでしょうか。
それは、人の脳というのが、大量に人体のエネルギーを消費する器官であるため、フィルタリングをせずに全ての情報を脳に送り届けていると、人体のエネルギーが不足してしまうといった危険性があるからです。だから、人は、脳の負担を減らすよう、人類の進化の過程においてフィルタリングの機能を発展させてきたのです。
そして、人は、より効率的に生きるために、余計な思考をしないで済むように「思い込み」を作るようになったのですね。

そもそも、「思い込み」とは、合理的な根拠があるわけではなく、私たち自身のこれまでの経験や思考などをもとにして、それと自覚せずに「確信」や「前提」としている潜在意識(無意識)の働きのことである、と考えられます。

「思い込み」を取り払う「本当に?」という問い

情報社会という現代を生きる私たちにとっては、これまでに身に付けた知識や常識、当たり前と思い込んでいるモノゴトがあまりに多いので、その情報が本当なのか、自分にとって重要なのか、などと「問い返す」ということがとてもむずかしいのですね。
そして、それは、誰しもが持つ「思い込み」によるバイアス(認識の歪みや思考の偏り)とあいまって、多くの人がモノゴトを本質から考えることなく、表面的に考えるだけになってしまっているのです。
しかし、「思い込み」からくる当たり前の「答え」に対して、健全な疑いを持ち、自ら「問い」を立てて脳を動かしていくということこそが、「正解のない時代」といわれている現代には大事なことなのです。

そして、現代社会において、健全な疑いを持って、自ら立てる「問い」とは、次のようなものです。
「本当に?」

一度出てきた「答え」に対して、「本当に?」と「問い直す」ことが大切なのですね。
そして、「問い直す」ときには、チカラを入れることなく、むしろ氣楽にゼロベースの発想で「それって本当かな?」という感覚でいいのです。
「本当にこれでいいのかな?」
「本当にこれがしたいことかな?」
「本当にそれが大切なことかな?」

「良い問い」のひとつに「本質に迫る問い」がある

「本当に?」という「問い」は、思い込みや先入観を取り払うことができます。また、その問いは、既成の枠をはずしたり、可能性を広げるたりする、「良い問い」のひとつだと言えるでしょう。

では、そもそも「良い問い」とは何でしょうか。そう考えたとき、私はその答えとして「本質に迫る問い」が「良い問い」のひとつであると考えています。
なぜなら、「良い答え」とは、本質から考えないと生まれてこないもの、と考えているからです。こうした考え方は、私が提唱している「自問自考」(自分で問いを立て、自分で深く考え、自分にふさわしい答えを引き出そうとすること)につながっていることなのです。

私のお氣に入りの言葉のひとつに、次のようなものがあります。
「質の高い問いは、質の高い人生を生み出す」(自己啓発家/アンソニー・ロビンス)

「本当に○○なのかな?」

次の言葉も私のお氣に入りです。パウロ・コエーリョの著書『星の巡礼』にある言葉です。
「船は港にいるとき、もっとも安全であるが、それは船が造られた目的ではない」
私はこの言葉をもとにして、独自に「問い」に変換してみました。
「本当に安全であることがいいのかな?」
「本当に目的はこれなのかな?」

人は、危機や損失を意識しすぎると、本当の目的を見失ってしまいます。また、長い間安全な状態にあると、その状態に留まることに抵抗がなくなってしまいます。しかし、それは、私たちが「本当に」望んでいる姿なのでしょうか。私たちは、ときに「本当に○○なのかな?」という、この「問い」を立てていきたいものです。

「引き寄せ」とは、「自分の意識を向けたものや感じていることが現実として引き寄せられてくること」です。
だから、「本当に?」と健全な疑いを持って問い直し、自分の本質的な部分から出てきた答えであると確認できたならば、それは潜在意識が感じていることとつながっています。
なので、本質的に望んでいることは引き寄せられてくるということです。

「本当に?」

売れる個性の専門家/幸せな個人起業家コンサルタント 松﨑豊

売れる個性の専門家/幸せな個人起業家コンサルタント 松﨑豊

「自分らしさ」を求めて50代半ばで脱サラして起業も、「こんなはずじゃなかったのに…」となる。そのときに、そのときから、「本当はどうしたいのだろう?」「何のため、誰のためなのだろう?」と、自分で出した問いに自分で考えて答えるということを何度も繰り返す。そして、ビジネスは自分のパーソナリティ(個性・経験)に結びつていないと続けられないものなのだと氣づく。そのようにして、自分に問いを立て自分で深く考えること(自問自考)で引き出した、自分の「個性と経験」を活かしていったところビジネスが回りだす。現在は、その経験を「個人講座」として体系化し、中高年個人起業家の「幸せな成功」に伴走している
パーソナリティビジネス成幸研究所 代表  松﨑行政書士事務所 代表

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