中高年個人起業家の思考は99%「思い込み」に支配されている。支配された「思い込み」から脱却するための心理学

今回は、『中高年個人起業家の思考は99%「思い込み」に支配されている。支配された「思い込み」から脱却するための心理学』というテーマでお伝えしていきたいと思います。
当パーソナリティビジネス成幸塾では、ビジネスはパーソナリティに結び付けて展開していくことの大切さをお伝えしていますが、この「思い込み」と「パーソナリティ」は非常に密接な関係にあります。
そもそも、パーソナリティとは、その人が心の底から信じている「信念」というもの基盤にしています。そして、私たちが「信念」としているものも、また、「思い込み」によって作られています。

今回のコラムでは、支配された「思い込み」から脱却するための心理学、ということをテーマについてお伝えします。

私たちは「信念」を「思い込み」で創り上げている

まず、私たち中高年個人起業家が「思い込み」を自分の「信念」だと思い込んでしまうのは、そのほとんどが私たちの思考によって創られます。
それは、主として次の3つの思考によるものです。
①.周りの人も自分と同じような「考え方」をしている
②.出来事にはすべて「意味」がある
③.「価値があると思っていること」と「現実として起こること」が一致しているべきである

これらについて、「そうそう、そう思う」という人もいれば、「そんな思考していないけどなぁ」という人もいることでしょう。私自身は、「あぁ、ついついやってしまっているな」といった思いです。しかしながら、人の意識はその95%以上が無意識です。実感としてない人も、無意識のうちにそのような思考をしてしまっています。だから、「思い込み」なのですが・・・。

そして、なぜ、これらの思考が生まれるのかと言えば、主として次の3つの外的要因によるものですね。
1.家族の影響
おおよそ7歳くらいまでの幼少期において、無意識のうちに周りの環境の合うように“性格(キャラクター)”を身に付けていきます。
アルフレッド・アドラーのいう「ライフスタイル(性格)」や、エリック・バーンのいう「人生脚本」など、同じのような言い方をしていますね。
2.教育の影響
「日本の教育は洗脳だ」という著名人もいるように、教育は思い込みをさらに強固なものしていきます。
3.就業(組織・職業)の影響
ここでは、「経済的・物質的な豊かさこそが幸せなのだ」といったような考え方がまん延しているので、それに染まっていってしまうのです。

「そもそも、それは思い込みなのだろうか?」

心理学においては、「思考パターン(思考クセ)」のことを「自動思考」と呼んでいます。
それは、ある状況や出来事に直面したときに、「なんとなく、そう考える」「つい、こう思ってしまう」といった「思考パターン(思考クセ)」のことです。

この「思考パターン(思考クセ)」の“カベ”を突破するためには、やはり、有効な「問い」を立てることが必要です。例えば、次のような問いです。
「このことは、自分で深く考えて出した結論なのだろうか?」
私自身、「思考パターン」の存在を知ってからというもの、この問いをよく使うようにしています。意識的に「ちょっと、待てよ・・・」と、自分の感情(感覚・感性の反応)を確かめるようになりました。

まずもって、この「思考パターン(思考クセ)」を突破するには、いまの自分の「思考パターン(思考クセ)」を知ることが重要です。この思考のクセが「思い込み」の根拠になっているからです。行動は思考をもとにして行われるものなので、そもそも自分の思考クセに氣づくことが大事です。
※以前お伝えしたブログ<中高年個人起業家がパーソナリティを活かして「自分を変える」とは、「思考パターン(思考クセ)を変える」こと>をご参照ください。

「ビジネスも人生もすべて思い通り」

私たち中高年個人起業家が、何を信じ、何を思い込んでいるかによって、ビジネスの「成幸」は決まってしまいます。
量子力学の権威、ニールス・ボーアは次のように言っています。
「人の意識が現実を創造するのであって、客観的な事象など存在しないのだ」

ビジネスも人生も「何が起こったのか」ではなく、「どう捉えるのか」に懸かっているのです。
「ビジネスも人生もすべて思い通り」。そう言える起業人生であるなら、それこそ「成幸」なのです。

「いま、ここ」の自分に氣付き、「未来の目的」に意識を移す

アルフレッド・アドラーは次のように言っています。
「“いま、ここ”の自分に氣付き、“これからどうしていきたいのか”という“未来の目的”に意識を移したときに、“過去の思い込み”から脱却できるのだ」
(アドラー心理学について、詳しくは、拙書『鳴かず飛ばずの中高年サラリーマンが、アドラーの「人生の意味の心理学」を通勤電車で読んだら・・・-いまから人生を大逆転させる、“アドラー流”令和時代の生き方・働き方-』をお読みいただければと思います)

いま、あなたが下記のいずれかに当てはまるなら『売れる「個性と経験」で幸せ起業プログラム』へお越しください。ひとりで限界を感じてる「カベ」を乗り越えるヒントが必ず得られますよ。
・いまの「思い込み」に氣付きたい
・ビジネスの設計を再構築したい
・ビジネスにおける引き寄せマインドを養成したい
・自分だけのオリジナル商品をつくりたい
・ビジネスのステージを上げたい
・迷走から脱出したい

中高年専門「売れる個性起業」伴走コンサルタント 松﨑豊

中高年専門「売れる個性起業」伴走コンサルタント 松﨑豊

「もう、どうすりゃいいのよ…」と集客に苦戦中の中高年個人起業家に、パーソナリティで選ばれる“売れる個性起業”をリメイクするコンサルタント。大学卒業後、大手機械メーカーで販売戦略や品質管理に従事。40代でキャリアに挫折し、「人生の目的」を探す中で、自己啓発・心理学・脳科学の世界に傾倒。その後50代で独立するも、時間を切り売りする働き方に行き詰まり、いくつものビジネス講座に通うも「ピンとこない」経験を重ねる。やがて、うまくいく人とそうでない人との違いは「科学的な理解と行動」にあると氣づき、自ら科学的に学び直してその体験を体系化。中高年でも“個性と経験”を活かせば選ばれる存在になれると確信し、【売れる「個性と経験」で幸せ起業プログラム】を開発。現在は、同じ悩みを持つ個人起業家に向けて、ポジショニング設計、商品再編、導線発信などの支援を行い、「オンリーコンサルタント」の役づくりに伴走するコンサルティングを展開中。

関連記事

RELATED POST

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
MENU
お問合せ