今回は、「AI時代に選ばれる中高年個人起業家とは?」~パーソナリティ(個性・強み)で飛躍する!~、というテーマでお伝えします。
最近、ますますSNSやメディア上で、「ChatGPT」をはじめとするAIの話題を見かけるようになりました。
「AIで文章は誰でも簡単にすぐ書ける」「AIの進化でいずれ多くの仕事が取って代わられる」「ChatGPTの最適な使い方を教えます」など・・・。
昨今、世の中は激変しているといっても過言ではないと思いますが、では、そんな時代に、私たち中高年個人起業家はどのように対応していけばよいのでしょうか。
AIによって、起業(ビジネス)も簡単になっていくのだろうか?
AIによって、誰でも、簡単に、文章が書ける、動画が作れる・・・。そんな世の中になっていきそうです。私自身も、ChatGPTを文章作成の参考に使っています。ひとりで考えていた頃よりも、格段にラクになりました。
しかし、AIでいろいろなことが簡単になっていったら、起業(ビジネス)も簡単になるのでしょうか?私たち中高年個人起業家が考えなければいけないのは、「誰もが、同じように簡単になること」は、もともとあった価値がなくなっていくということです。
そもそも、私たち中高年個人起業家は、お客さまから選んでもらってはじめて、幸せが成り立つ(成幸する)のですよね。今後、誰もがAIで同じように情報を発信し、同じような情報が増えていったら、私たちは、何を基準にお客さまから選ばれるようになるのでしょうか?
私たちは一体、何を基準に選ばれるようになるのか?
お客さまは、何を基準に選ぶようになっていくのでしょうか?言い換えれば、私たち中高年個人起業家は何によって選ばれるのでしょうか?
AIによって、通り一遍の情報発信では差別化ができなくなります。つまり、これからの起業(ビジネス)では、「私たち自身」という、「人そのもの」が重要になってくる、ということですね。
AIは言葉で情報を伝えますが、私たちは言葉で「感情」をも伝えることができます。そもそも、人が行動するときに、そのエネルギーとなるのは情報ではなく「感情」です。つまり、これからの時代はもっと「人間本位な人」が選ばれるようになるのですね。
私たちの起業(ビジネス)は、これまで以上に、人間性、つまり「パーソナリティ(個性・強み)」を前面に出していかないと、お客さまに「感じて」もらいにくくなっていくのです。
お客さまは、「この起業家はどんな意識でビジネスをやっているのか?」に関心を向ける
では、お客さまは、私たち中高年個人起業家の「パーソナリティ(個性・強み)」、「独自性」をどのように判断する(感じ取る)のでしょうか。
それは、私たちの起業(ビジネス)の源泉であるエネルギーが、「愛や勇氣、喜びなどからくる意識なのか?」、「欲望や恐怖、悲しみなどからくる意識なのか?」、それを見極めてお客さまが集まってくるということです。
簡単に言えば、承認欲求・恐れ・恨みつらみなど、ネガティブな感情〔生存欲求〕をエネルギーにして、起業(ビジネス)をしていこうとしている人ではなく、理想・貢献・喜びなど、ポジティブな感情〔目的欲求〕をエネルギーにして、起業(ビジネス)をしていこうとしている人が選ばれるということです。
なぜなら、お客さまは、「この起業家はどんな意識で起業(ビジネス)をしているのか?」ということに、なおさら関心を向けるようになるからです。
なので、私たち自身がそういう起業家になれば、そういうお客さまから選ばれ、他との差別化になり、さらに同じ価値観を持った人たちが集まるという循環が生まれていきます。
「本当の自分」をなおざりにした商品コンセプトでは、ますます認識されづらくなっていく
そして、ここが肝心なのですが、そのエネルギーの原点は、「誰のために?」「何のために?」と自問自考した結果、「自分の想い」がどんな意識からきているのか、「自分の答え」を把握できているのかどうかです。これがAI時代には極めて大事になってくるのです。
※自問自考をして、自分の答えを持つことに関して、関連ブログ<なぜ、たくさんのノウハウを知っても成約につながらないのか>をご参照ください。
「パーソナリティ」とは、個性や人柄という意味ですが、今後、さらに一歩深く、「本当の自分」に向き合い、自分を知っておくことが大切になります。
なぜなら、この「本当の自分」をなおざりにした商品コンセプトでは、今後、ますます認識されづらくなっていくからです。
「本当の自分」の中には、長年、喜怒哀楽の感情を伴った情報やノウハウが、たくさん貯まっていますよね。だからこそ、AIでは絶対に表現できないニュアンスや感覚、感性などがオリジナルとなるのです。そして、また、お客さまの悩みにも真摯に向き合うことができ、高いクオリティの商品(ビジネス)も提供できるわけです。
AI時代の生き残り、それは結局のところ人への回帰なのかもしれませんね。
おかちゃんさん、ありがとうございます。
そうですね。心理学者ユングの説く「集合的無意識」のような感覚は、しょせん「人」しか持っていない領域なのかもしれませんね。