なぜ、中高年個人起業家はたくさんのノウハウを知っても成約につながらないのか。

たくさんのノウハウばかりを知り得ても、なかなか成約にはつながらないですよね。特にコロナ禍となってからというもの、ビジネスのノウハウだけを提供するところ(塾、講座など)がすごく増えました。
それは、「ノウハウやテンプレートで稼ぐことができた!」といったうたい文句に乗っかって、そのままノウハウやテンプレートを求める人も増えているからです。
今回は、ノウハウばかりを知り得ても、成約へとはつながらない理由についてお伝えしていきます。

たくさんノウハウを知っても成約につながらない…という現状。

たくさんノウハウを知っても成約につながらない…という現状。多くの起業家が経験していることです。
しかし、そもそもノウハウやテンプレートなどは、ビジネスのひとつの道具(ツール)に過ぎないのですね。
「ノウハウやテンプレートを知り得れば、早く簡単に成約につながる」という文句(メッセージ)が事実であるなら、事業や起業のサポートをする人(法人)は、これほどたくんさん増えないですし、また、逆に受講する人は、どんどん減っていきますよね。

しかし、現状は、道具(ツール)を活かせずじまいにしてしまってる人がとても多い…。

なぜ、たくさんノウハウを知っても成約につながらないのか。

ではなぜ、たくさんノウハウを知っても成約につながらないのでしょうか。
それは、ノウハウはしょせん、ビジネスの道具(ツール)でしかないからです。
なので、その道具(ツール)を使ってビジネスで結果を出すために必要な「本質的な考え方やマインド」を身につけなければ、道具(ツール)は宝の持ち腐れとなってしまうのです。

しかし、「本質的な考え方やマインド」を十分に伝達するところ(塾や講座)は、極端に少ないというのが私の実感です。
私も、起業準備段階から起業後に至ってまでも、しばらく道具(ツール)を手に入れることに躍起になっていました。
そして、「本質的な考え方やマインド」をなおざりにした結果、うまくいかずにずいぶん遠回りしてしまいました。(苦笑

「自転車」という離れた場所にいくための道具(ツール)。

今の時代においては、ビジネスで成約につなげる「考え方やマインド」が身についているかどうかが、大きなポイントになっています。
それは、知り得たノウハウ等を有効に使いこなせるのかということに直結するのです。
例えば、「自転車」という離れた場所にいくための道具(ツール)があります 。
しかし、自転車の乗り方だけを教えてもらったら、それで有効に使いこなせるでしょうか。
そこには当然ながら、交通ルールがあり、マナーがあり、お互いさまとお陰さまという世界があります。
これらの世界(環境)に順応する「考え方やマインド」がなければ、うまく乗りこなせるとは言えませんよね。

 

では、どうすればよいのか

「考え方やマインド」を身に付けるということは、提供する側にとっても、提供される側にとっても、とても「面倒くさい」ものです。
だから、提供する側も、提供される側も、サラッと流してしまう…。
しかし、本質的なものというのは、すべて「面倒くさい(手間暇かかる)」ものなのです。

ジブリの宮崎駿監督の言葉として、次のようなものがあります。
「大事なことは、だいたい面倒くさい」

細部にまでこだわっていた宮崎監督ならではの言葉ですよね。
いいものは「面倒くさい」のです。
しかし、一時期の「面倒くさい」を乗り越えて身に付けてしまえば、長期的に成長していけるし、さらに言えば、「一生モノを手に入れる」ということになるのです。

自問自考をして、自分の答えを持ちましょう

まず、他の誰かから簡単に与えられたものは、決して自分のものにはなりません。
なぜなら、「自ら問い、自ら深く考えて納得する」というとても大事なプロセスを飛ばしてしまうからです。
「誰のために?」「何のために?」という問いを、くり返して考えない限り、
ノウハウやテンプレートなどは、有益なものになり得ないのです。
「自ら問い、自ら深く考えて納得する」というプロセスを経ないままでは、迷走がいつまでも続いてしまいます。

まとめ

・他の誰かから簡単に与えられたノウハウやテンプレートなどは、自分のものにはなり得ない。
・「大事なことは、だいたい面倒くさい」
・「自ら問い、自ら深く考えて納得する」というプロセスを経ていく。

中高年専門起業リメイクコンサルタント 松﨑豊

中高年専門起業リメイクコンサルタント 松﨑豊

中高年専門起業リメイクコンサルタント。
「もう、どうすりゃいいのよ…」と起業苦戦中の中高年個人起業家に向けて、既存の「資格やスキル」に独自の「個性と経験」(パーソナリティ)を加えて“選ばれる理由”をリメイクする『売れる幸せ起業プログラム』を提供。
大学卒業後、大手機械メーカーで販売戦略や品質管理に従事。40代でキャリアに挫折し、「人生の目的」を探す中で、自己啓発・心理学・脳科学の世界に傾倒。その後50代で独立するも、「ノウハウ」を真似ても成果は出ず、「自分らしくない努力」に疲弊。いくつものビジネス講座を受講するもピンとこず、やがて「うまくいく人は、自分の中で腑に落ちた行動をしている」という本質に氣づく。そこから、これまでの学びと体験をすべて活かして体系化し、自ら「こんな講座がほしかった」と納得する“自問自考”を軸とした独自メソッドを開発。現在は、ひとりでも多くの中高年個人起業家に活躍してほしいという志を抱いて、ビジネスの「ポジショニング・商品設計・導線発信」を整え、「オンリーコンサルタント」の地位づくりに「1,000日伴走」する『中高年版ヒーローズ・ジャーニー』と銘打ったコンサルティングを展開中。

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