さて、いきなりですが、あなたは、自分の性格が、次のどの傾向にあるのか、考えたことがありますか?
「内向的」か。「外向的」か。はたまた、「両方均衡的」か。
内向的とは、内向性が外向性より、優位である性格タイプのことです。
(※ちなみに、「内向」と「内気」とでは、意味が異なります。内気とは、気が弱く控えめな気質のことです)
そして、内向性と外向性の違いは、「刺激に対する反応の強さ」にあります。
実は、内向的な人のほうが、刺激に対して敏感です。つまり、刺激に対する反応が強いのです。
外向的な人のほうが、刺激に鈍感なのですね。(※敏感と鈍感の違いで、良い悪いということはありません)
※なお、当ブログ記事はnoteにも掲載しております。
内向タイプ、外向タイプ、それぞれの特徴
日常の場面では、それぞれ、次のようなイメージになります。
内向的な人は、少しの刺激に対しても、脳が強く反応するため、集団の中にいたり、会話が続いたりすると、疲労感を覚えやすくなります。
その代わり、じっくり考える力に長けているので、静かな環境で、一つのことに集中するのが、得意だったりします。
このタイプは、芸術家や研究者などに多いと言われています。
一方で、外向的な人は、強い刺激がないと、脳が活性化しにくいため、大勢の前で話したり、初対面の人でもすんなりと、会話したりできます。
こちらのタイプは、政治家や起業家などに多いようです。
この違いは、脳の特性によるもので、「大脳辺縁系」・「大脳新皮質」の反応のしやすさなどが、大きく関係していると言われています。
なので、内向的な人は、脳が刺激を避けるように働き、外向的な人は、強い刺激を求める傾向にあるのです。
あなたは、どちらのタイプに当てはまりそうですか?
次の特徴を参考にして、あらためて考えてみてください。
【内向タイプの特徴】
• ゆっくり、慎重に行動するほうだ
• ひとつのことに集中するのが得意なほうだ
• 会話は人数の少ないことを好むほうだ
• ひとりの時間をしっかり取りたいほうだ
【外向タイプの特徴】
• 決断や行動が早いほうだ
• 同時に複数のことをこなせるほうだ
• 報酬や達成感を重んじるほうだ
• 仲間と一緒の時間が好きなほうだ
いかがでしたでしたか?自分の性格のタイプを知ることで、もっと、自分らしい「あり方」や「やり方」が見つかり、余計なストレスを減らして、モノゴトを進められるようになっていきます。
私は典型的な内向タイプの人間だった
私自身については、どちらかというと、ダイナミックなタイプでなく、ゆっくり慎重なタイプだと、ずっと、理解していました。
しかし、あらためて、関連する書籍をいくつか読んで、自分は「典型的な内向タイプの人間だった」、と腑に落ちました。
「内向性とは、刺激が強すぎない環境を好む性質である」
「例えば、初対面の人が苦手というのも、実は人が苦手なのではなく、単に刺激に敏感なだけなのだ」
(出典:『内向型人間のすごい力/スーザン・ケイン(著)』)
これらの文言に対して、「その通りだなぁ」と、うなずくことができます。
後から振り返ると、それなりの期間、「昭和の時代」を生きてきた私には、社会の風潮から、「人は外向的であるべき」といった、「思い込み」によって、ずいぶん、無理して頑張ってきちゃったな、と思います。
また、5年前に、起業してからは、ビジネス系の塾、講座などに、いくつか参加してきましたが、そこで、講師、コーチ、コンサルなどから、次のようなことを教わりました。
「先に売ってから、商品をつくるのだ」「とにかく、大量行動だ」「コミュニティを作って、そこでセールスだ」
講師らが言っていることは、私も分かるし、間違ってはいないと思います。
しかし、それらのことって、私の場合は、アタマで分かっても、ココロがブレーキを踏んでしまいます。
「それは、自分にはツラい」って。
でも、そもそも、講師らのそれらのセリフって、「外向タイプの講師が、外向タイプの参加者に向けての言葉」ってことに、なっているのではないかと思います。
「コンフォートゾーン(無難な空間)」から一歩踏み出そう
内向タイプの私にとって、これまでしてきたチャレンジって、やっぱり怖かったです。今でも、チャレンジは怖いですけど。
外向タイプの人でも、そうなのかもしれませんが、内向タイプの人は、チャレンジしようかと考えたときに、「準備が出来てから」「もう少し経験を積んでから」って、ついつい先延ばししたくなるのです。
でも…。
チャレンジの本質って、「やったことがないことをやること」ですよね。
やったことがないから、怖い…。だけど、やるから、成長できる…。
「やったことがないことをやる」というのは、心理学などで言われる、「コンフォートゾーン(無難な空間)を出る」ということです。
頭で知るだけではなく、実体験することが、真の「チャレンジ」だと思います。
無難な道を選び続けても、未来に見る景色は、いまと変わりませんから。
「今、最も恐れていることこそ、今、最もあなたに必要なこと」(ティモシー・フェリス)
内向タイプは「戦略的思考」の能力に恵まれている
誰だって、最初は「初心者」です。
もし、内向タイプのあなたが今、なにかにチャレンジしようとしているなら、その一歩を、踏み出してみませんか?
詰まるところ、どんなタイプであっても、「できるかどうか」ではなく、「やるかどうか」だと思いますので。
それには、内向タイプの特徴をうまく活かすことですね。
【内向タイプの特徴(ポイント)】
① じっくり考える傾向にあり、自分が言おうとしていることの真意を、よく吟味してから言葉にする。
② もともと、「傾聴」と「戦略的思考」の能力に恵まれている。
③ 自分の個性を大切にして、コンフォートゾーン(無難な空間)から、一歩踏み出すこと。 外向タイプに貼られたレッテルのせいで、自分の可能性を狭めてはいけない。
(出典:『「静かな人」の戦略書 /ジル・チャン(著)』)
内向タイプは、計画を立て、集中して、しっかり準備する、これでOKです。
いずれにしても、どのタイプでも、自分の特徴(個性)を大切にして、「コンフォートゾーン」を一歩ずつ踏み出していく、ってことは、とても大事。
また、人は、皆、内向性と外向性をまだらに備えています。
なので、それは、適切な場面で、無理することなく使いこなすことで、100%以上の価値を発揮することができるのです。
内向タイプ、外向タイプ、両方タイプ、どのタイプにも、それぞれに「良さ」があります。
大切なのは、「自分の特徴(個性)」をよく知ってあげること、そして、それを活かしてあげることです。
主宰している、当プログラムは、内向的な人に向いています
現在、主宰している当講座プログラム、『売れる「個性と経験」で幸せ起業プログラム』は、内向タイプの人に向いてます。
理由としては、次のようなことがあげられます。
・1to1の個人講座である(←集合形式、集団行動が苦手の人でも大丈夫)
・最大1000日伴走します(←マイペースでゆっくりタイプでも大丈夫)
・あなたの「個性と経験」を大切にします(←「共感」「好き」を大切にした講座です)
・内向であるがゆえ、「うまくいかなかったストーリー」を大切にします(←当塾のコンセプト「中高年版ヒーローズジャーニー」です)
・講師(松崎)が内向タイプである(←同じタイプなので分かり合えます)
氣になったら、コチラの紹介ページをのぞいてみてください。
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