内向タイプの起業家「沈黙がブランドになる人・ならない人の違い」って?/内向型中高年が「成幸マインドを調える」シリーズ#09

今回は、【内向型の中高年起業家が成幸マインドを調えるシリーズ】その⑧です。
各シリーズはコチラから。→その①その②その③その④その⑤その⑥その⑦その⑧、です。

前回のその⑧のテーマでは、「集客しようとしない方が集まる」理由をお伝えしました。
そこでは、「語りすぎない」ことがその根本にあることもお伝えしました。
今回その⑨のテーマは、前回の流れを引き継ぎまして、
「沈黙がブランドになる人・ならない人の違い」をお届けします。

ここは、内向型の起業家の分かれ道とも言える、本質的な章になります。

目次

1.沈黙が「武器」になる人と、「ただの無言」になる人の決定的な違い
2.沈黙がブランドになる人の共通点
① 沈黙の裏に「確信」がある
② 相手を“観ている沈黙”である
③ 沈黙の時間に「余白」がある
3.沈黙がブランドにならない人の特徴
① 自信のなさを隠す沈黙
② 自分の立ち位置が不明確な沈黙
③ 本当は「語りたい」のを我慢している
4.沈黙をブランドに変えるための視点
5.まとめ~内向型が調えるべき内側の3つの順番
【第1段階】自分が「どこに立っているか」
【第2段階】「誰の時間に同席する人なのか」
【第3段階】「何を起こさなくていいか」

1.沈黙が「武器」になる人と、「ただの無言」になる人の決定的な違い

まず、大前提をお伝えしまします。
そもそも、「沈黙そのものに価値があるわけではない」ということを覚えてください。

例えば、同じように静かでも、「なぜか惹きつけられる人」もいれば、「なぜか存在感が薄くなる人」もいます。

そう、その違いは、沈黙の「中身」にあります。

2.沈黙がブランドになる人の共通点

沈黙がブランドになる人の主な共通点として、次の3つがあります。

①.沈黙の裏に「確信」がある
沈黙がブランドになる人は、・自分が何者か・誰の役に立つのか・何を大切にしているのか
これら(いわゆるポジショニング)が内側で定まっています。

だから、・無理に説明しない・認められようとしない・比較の土俵に乗らない
なので、静かでも、軸(価値観)が伝わるのです。

これが「この人、ブレない」「言葉少ないのに信頼できる」という印象を生むのですね。

②.相手を“観ている沈黙”である
ブランドになる沈黙は、・逃げ・萎縮・自信のなさ
といったものの、いずれでもありません。

それは、・相手の呼吸を待ち・相手の言葉の奥を聴き・相手の感情が整うのを見守る
能動的な沈黙です。
この沈黙に触れた人は、「ちゃんと向き合ってもらえている」「急かされない安心感がある」
と感じ、結果として、信頼を委ねるようになるのです。

③.沈黙の時間に「余白」がある
沈黙がブランドになる人の場には、・答えを押しつけない・方向を決めつけない・変化を急がせない
という余白があります。

この余白があるからこそ、相手は・自分で氣付き・自分で決断し・自分で一歩を踏み出す
そして後から、「あの人のおかげで決めることができた」と感じるのです。

「主役を相手に譲れる人の沈黙」
これがブランドになります。

3.沈黙がブランドにならない人の特徴

一方で、同じ「静か」でもブランドにならないケースもあります。

①.自信のなさを隠す沈黙
・何を言っていいか分からない
・間違うのが怖い
・否定されたくない

この状態の沈黙は、「エネルギーが内に縮こまる」「相手も不安になる」といった状況を生み出します。

結果、・印象に残らない・「何をしている人か分からない」となってしまうのです。

②.自分の立ち位置が不明確な沈黙
・誰のための人なのか
・何を扱っている人なのか
・どこに向かっているのか

これらを曖昧なまま沈黙すると、→単なる「説明不足」→単なる「遠慮深い人」で終わってしまう。

沈黙は、輪郭(=オーラ、雰囲気)がある人だけが使える表現なのです。

③.本当は「語りたい」のを我慢している
実は、意外と多いのがこのタイプです。
・本当は分かってほしい
・本当は評価されたい
・本当は売りたい

でも「内向型だから静かにすべき」と自分を抑えている状態です。

でも、この沈黙は不自然なので、・重い・詰まっている・空気が動かない
となってしまい、結果、ブランドにはなりません。

4.沈黙をブランドに変えるための視点

ここで、特に大事なことは、「沈黙を使おうとしないこと」です。

沈黙は、「あり方が調った結果、にじみ出るもの」なのですね。

内向型の中高年起業家が陥りがちな、「あり方とやり方のズレ」で言えば、
沈黙を“戦略”にした瞬間
→ ズレが生じる
沈黙が“自然な状態”になったとき
→ ブランドになる

この違いなのですね。

5.まとめ~内向型が調えるべき内側の3つの順番

沈黙がブランドになる人は、静かだから信頼されるのではない。
静かでも“在る”から信頼される。

もし今、
・話さない自分に不安がある
静かなままでいいのか迷う
もっと発信すべきか葛藤している

なら、一度立ち止まって内省することは、「内向型は“言語”より先に調えるものがある」ことの再認識です。

そう、多くの内向型起業家がつまずくのは、「言葉が足りないから伝わらない」と思ってしまうことでしたね。

でも実際は、ほとんどの場合、です。
言葉が足りないのではなく、内側が調っていないのです。

外向型の世界では、・話す・出す・反応を見る・調整する
これらが有効なこともあります。

しかし、内向型の場合は、順番が逆です。

振り返ってみると、内向型が調えるべき内側の3つの順番は、次の通りでした。

【第1段階】自分が「どこに立っているか」

最初に調えるのは、スキルでも、肩書きでも、発信内容でもありませんでしたよね

それは、
・今の自分は、どの地点にいるのか
・何を“通過してきた人”なのか
・どんな問いを持ち続けているのか
という立ち位置(ポジショニング)でした。


【第2段階】「誰の時間に同席する人なのか」

次に調えるのは、ターゲットではありませんでした。

それは、「自分は、どんな“時間”に同席する人なのか」という波長・波動(≒価値観)でした。

たとえば、
・迷いの中にいる人の時間
・立ち止まっている人の時間
・自分を責め続けてきた人の時間

ここが定まると、自然と、→沈黙が似合う人言葉が少なくていい人 になるのでした。
同じ波長の人が引き寄せられます


【第3段階】「何を起こさなくていいか」

多くの起業家は、・行動させなきゃ・変化させなきゃ・気づかせなきゃと思いがち。

でも、内向型が調えるべきは逆。「自分は、何を起こさなくていい人か」を自問自考することでした。

ここが腹落ちすると、・説明しなくなる・説得しなくなる・売ろうとしなくなる

そして不思議と、→相手が勝手に動く→相手が勝手に決める
という流れが生まれるのでしたね。

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中高年お役立ち地位づくりの専門家 松﨑豊

中高年お役立ち地位づくりの専門家 松﨑豊

内向型の中高年起業家専門コンサルタント/しつもんファシリテーター。
「こんなはずじゃなかったのに…」と起業苦戦中の内向型の中高年個人起業家に向けた、ビジネスコンサルティングを提供。
大学卒業後、大手機械メーカーで販売戦略や品質管理に従事。40代でキャリアに挫折し、「人生の目的」を探す中で、自己啓発・心理学・脳科学の世界に傾倒。その後50代で独立するも、「成功法則」を真似ても成果は出ず、「自分らしくない努力」に疲弊。いくつものビジネス講座を受講するもピンとこず、「もう、どうすりゃいいのよ…」といった状態になる。
会社員としても、起業しても、内向型の特徴をうまく活かせず、挫折を繰り返す人生に。
しかし、やがて、「うまくいってる人は、成功法則をパーソナライズして行動をしている」ことに氣づく。そこから、これまでの学びと体験をすべて体系化し、 “自問自考”を軸とした、内向型の特徴を「強み」に転換する「パーソナライズ・メソッド」を構築。現在は、ひとりでも多くの内向型の中高年個人起業家に活躍してほしいという想いを胸に、お役立ちの地位づくり、「オンリーコンサルタント」のポジションづくりに、「1,000日伴走」する『中高年版ヒーローズ・ジャーニー』と銘打ったコンサルティングを展開中。

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