今回も、前回記事からの続編になります。
ここがこのシリーズの“転換点”です。
起業家が「理解」から「自己認識」に入る部分ですので、シンプルで答えやすいように、本質を突く“しつもん式の設計”にしてあります。
はじめに.ここまでのシリーズのポイント
ここまでのシリーズで、・自問自考が大切であること、・深まる人と止まる人の違い、・続けるための習慣、についてお伝えしてきました。
ここで、一度立ち止まってみます。
そして、しつもんです。
「あなたの起業は、どこでズレているのでしょうか?」
うまくいかないとき、私たちは「やり方が悪いのではないか」「もっと頑張らないといけないのではないか」と考えがちです。
私自身も、「正解」ばかりを探していました💦💦
ですが、多くの場合、問題はそこではないのです。
本当の原因は・・・
「あり方」と「やり方」のズレです。
0.目次
はじめに.ここまでのシリーズのポイント
1.なぜ“ズレ”は見えにくいのか?
2.ズレ診断~8つの質問
① 今やっていることは、本当にやりたいことですか?
② その活動は、誰のためのものですか?
③ 発信している内容は、自分の本音と一致していますか?
④ 行動するとき、どこかに無理を感じていませんか?
⑤ 「こうあるべき」に縛られていませんか?
⑥ うまくいかない理由を、外に求めていませんか?
⑦ 本当は、どうしたいですか?
⑧ 今、一番大切なものってなんですか?
3.チェックの見方
4.ズレは「悪いもの」ではない
① 自己実現とニーズのズレ
② あり方とやり方のズレ
③ 理想と現実のズレ
5.ズレに氣付いた後、どうすればいいのか?
6.静かに調い始める
まとめ.
1.なぜ“ズレ”は見えにくいのか?
厄介なのは、このズレがとても見えにくいことです。
なぜなら、
・自分のことは自分では分かりにくい
・正しいと思ってやっている
・部分的にはうまくいっている
こうした理由で、違和感を見過ごしてしまうからです。
(見過ごしてしまうというより、私自身は握りつぶしてましたね💦💦)
だからこそ必要なのが、“問いによる自己診断”です。

2.ズレ診断~8つの質問
では、早速、問いによる自己診断を始めましょう。以下の質問に、直感で答えてみてください。
なお、正解・不正解はありません。
大切なのは、「どこで引っかかるか」と「どう感じるか」です。
① 今やっていることは、本当にやりたいことですか?
→ 「やれること」「求められること」だけで選んでいないか。
② その活動は、誰のためのものですか?
→ 顧客ではなく、過去の上司や家族の期待に応えていないか。
③ 発信している内容は、自分の本音と一致していますか?
→ “ウケそうな言葉”を選んでいないか。
④ 行動するとき、どこかに無理を感じていませんか?
→ 頑張ればできるけど、続かない状態になっていないか。
⑤ 「こうあるべき」に縛られていませんか?
→ 理想像に自分を合わせすぎていないか。
⑥ うまくいかない理由を、外に求めていませんか?
→ 環境・年齢・時代のせいにしていないか。
⑦ 本当は、どうしたいですか?
→ 一番シンプルで、一番深い問いです。
⑧ 今、一番大切なものってなんですか?
→ 人って、結局ここを軸にして動こうとします。
3.チェックの見方
いかがでしたか?
すべてにスッと答えられた方は、大きなズレは少ないかもしれません。
一方で、
・答えに詰まった
・モヤっとした
・少し目をそらしたくなった
そんな質問があったとしたら・・・
そこに、ズレのヒントがあります。

4.ズレは「悪いもの」ではない
ここで大切なことをお伝えします。
ズレがあること自体は、問題ではありません。
むしろ、ズレは「変化の入り口」です。
人は、ズレに氣付いたときに初めて、本来の方向に戻ることができるからです。
ここで、多くの人が陥る代表的な3つのズレを整理しておきます。
① 自己実現とニーズのズレ
やりたいことに偏りすぎる、あるいは求められることに寄りすぎる。
→ バランスが崩れると、続かない・売れないのどちらかになります。
② あり方とやり方のズレ
内面と行動が一致していない状態。
→ 無理が生じ、エネルギーが消耗します。
③ 理想と現実のズレ
理想像が高すぎて、今の自分を否定してしまう。
→ 行動が止まる原因になります。

5.ズレに氣付いた後、どうすればいいのか?
診断して終わり、では意味がありません。
大切なのはここからです。
ただし、ここで焦る必要はありません。
ズレを見つけたとき、多くの人が「すぐに直さなければ」と思います。
ですが実際には、すぐに変えようとするほど、ズレは大きくなることがあります。
なので、まずやるべきことは、「認識すること」です。
・ああ、ここがズレていたのか
・だからうまくいかなかったのか
そうやって受け止める。
それだけで、すでに変化は始まっています。
私たち中高年起業家は、「自己認識」を少しずつ少しずつ積み重ねていくしかありません💦💦

6.静かに調い始める
ズレに氣付き、それを受け入れると、不思議なことに、
・無理な行動をやめるようになる
・違和感のある選択を避けるようになる
・自然と方向が整ってくる
こうした変化が起きます。
(少しずつです。ドラスティックに変わることはありません💦💦)
これは“頑張った結果”ではなく、ズレが調い始めたサインです。
まとめ.「やる氣」よりも「習慣」が大事
うまくいかない理由は、能力不足ではありません。
多くの場合、それは「ズレに氣付いていないだけ」です。
そして、ズレは問いによって見えてきます。
最後に、正直に言うと、自分一人でズレを見抜くのは簡単ではありません。
なぜなら、人は無意識に「見たくないもの」を避けるからです。
もし、
・自分のズレをはっきりさせたい
・方向性を明確にしたい
・これからの軸を整えたい
そう感じている方は、一度、客観的に整理する機会を持つのも一つの方法です。
あなたの中には、すでに答えがあります。
ただ、それがまだ“見えていないだけ”かもしれません。
次回はいよいよシリーズ最終回。
「ズレが調うと“売らずに売れる状態”が起きる理由」についてお話しします。
ここまでの内容が、一本の線としてつながります。

